※ネタバレ有 作品感想録「ガールズ&パンツァー最終章第2話-その1-」
全国のガルパンさん達、最終章第2話が公開されましたね!
最終章第1話の公開からほんとに1年半経過してしまいましたが、長いようで短かったです。ですが見終わった今となっては、次の3章が待ち遠しくて仕方がない、きっと1章見た後も同じこと思ってたような気がします。
1年半楽しみにしてた甲斐がありました!1章は物語の導入ということと、事前の告知(戦車戦少な目)もあり戦車戦は、ガルパン比かなり控えめでしたが2章では本気を出してきたぞ!と言わんばかりの充実した戦車戦でした。今まで見られなかった視点移動や描写もあって、まだまだ進化していく凄さを目の当たりにしました。
「ガルパンはいいぞ!」
さて、軽い感想はこのくらいにして、これ以上語るとなるとネタバレを回避できそうにないので、こっから先はネタバレ有の感想戦だァーーーーーー!気にしない人だけ続きを読むボタンを押してやってください。
※あまりにも長くなってしまったので2分割しました。
1回戦 VS BC自由学園
1話ではまさかの両校1両も失わないという衝撃的な展開でした。2話はBC自由学園が陣地転換するところから始まります。
押安コンビのそれぞれの呼び方で既に腹筋が痛い。「押田君のおかげだ」「いやいや安藤さんのおかげだ」みたいなやり取りでこいつらほんと仲良いなと思わせておいて突然始まるdisの嵐。そしてこんな二人を諫めるというかなんというかのマリー様。
今ならはっきりと言えるがこのBC自由学園の隊長を務めることができるのはマリー様しかいない。一見ただのわがままお嬢様だけど、豪胆な精神を持っていて戦車道においても恐らく相当な策士家であることが伺えるし、少しの動乱では動じない。いやはやとんでもない人ですよ。
陣地転換後はボカージュにて大洗を迎え撃つ作戦。対して桃ちゃん(みほ)率いる大洗が取った作戦は、同じフランス戦車であるルノーB1bis(カモさん)を使った内部分裂作戦!BCは今回の無限軌道杯のために急造で鍛えたチームなのでは?という優花里の推測を元にした作戦で立ち向かいます。確かにソミュアS35の砲塔とルノーB1の砲塔似てるとこあるので車体さえ隠れる戦場ではかなり有効な戦術ですなあ。
ここでもP虎(レオポン)のヘンタイ技術が炸裂!なんだその超低速移動????やってることが無茶苦茶だがまあレオポンならやってくれるかあとすんなり受け入れてしまう。
カモさんの擬装ソミュア作戦により次々と同志撃ちで車両数を減らすBC側。呑気にお茶してたマリー様もさすがに慌てた様子でルノーFT-17に乗り込み仲裁へと向かいます。そして仲裁の仕方が華麗。帽子と扇でARL44とソミュアの砲塔を抑えむという荒業のような美しい光景。これは瀟洒ですわあ。その後のキラキラエフェクトありの熱い手のひら返し仲直りも見どころの一つ。お前らほんとは絶対めちゃくちゃ仲いいだろ!
そしてここからがBCの本領発揮。団結するとびっくりするくらいの強さを発揮して大洗の包囲網を掻い潜り、フラッグ車のヘッツァーを追いかけます。あれ?これBCが主人公だっけ???
押安の息の合った連携やフラッグ車を守るための咄嗟の安藤車の動きを見るに元の練度自体はかなり高いように見えます。これが団結すると強いと言われる所以ですかねー。
しかし最後はMkⅣに進路をふさがれでジ・エンド。大洗女子学園の勝利となりました。
閑話休題日常パート
BC戦がどこで行われたのか不明でしたが、どうやら試合のあと大洗に寄港してたようですね。まさか最終章でも大洗が出てくることになるとは思わなかった。
そして新しい聖地が続々と登場。「お好み焼き道」さん、「江口又新堂」さん、「坂本文具店」さん(本編では違う名称でした)がお披露目となりました(記憶違いもあるかも)。たらし焼き、ほんとにおいしいですよー!是非大洗に行った際は食べに行ってみてください。
そしてここで桃ちゃんの家庭事情が明らかに。実家が文具店で、母親は虚弱体質、弟妹が合わせて5人いるとなかなかに勉強に本腰を入れるには大変な状況のようですね(桃ちゃんは言い訳にはしたくない様子)。
この辺の描写、桃ちゃんが覚醒するフラグだったり覚悟を決めて隊長としてさらに成長するフラグだったりするような気がしますね。無限軌道杯はフラッグ戦なので、今後の試合ではカメさんをかばってあんこう早期撃破からの桃ちゃん奮起する、っていう流れが来るかも。
ボコミュージアムも再登場してましたねえ。大改装されてアトラクションも豪華になってました。4DX映えしそうなシーンでしたねw
愛里寿ちゃん、まだどこの高校に編入するかは決めてない様子。てかその設定生きてたのか。これは劇場版のBlu-rayを持ってないと通じないネタですね。まだ持ってない人は買いましょう!
愛里寿ちゃんの編入先次第では大洗と無限軌道杯で戦う、なんてこともあり得る気が。
そうこうあって、2回戦の対戦校が連盟より通達。知波単学園との試合が決まりました。知波単は1回戦でコアラの森学園を倒しての進出。どうやらただの突撃一辺倒の戦術から変えてきたようですね。
他の高校は、黒森峰がマジノ女学院に勝利。聖グロがワッフル高校に勝利。アンツィオがポンブル高校に勝利。プラウダ高校がヴァイキング水産高校に勝利。サンダースが青師団高校に勝利。継続がヨーグルト学園に勝利。盤石な勝ち上がりですねえ。
ここで一番気になったのがエリカの表情だったり振舞いだったりですね。上記の高校の中では唯一、新体制に移行した後の最初の試合(普通冬ともなれば3年生は引退するとは思うが)。そして絶対王者ではなく挑戦者としての参加。かなりの大きな変化だったり、エリカの拠り所としていたまほの国外への進学だったりと精神的にも体制的にも相当な負担となっていることだと思います。
しかし、1回戦の様子を見ると、格下であるマジノ(失礼)に対して一切の油断も見せずいたって冷静に隊長として指揮を執っており、かなり精神的に成長しているのではないかと感じました。TVシリーズ、劇場版、そして最終章1話のまほの言葉「あなたの戦車道を探せばいい」という言葉を通して、エリカなりの答えを出しているのかもしれないですね。
一見エリカに対するアドバイスに思える「あなたの戦車道を探せばいい」、エリカにとってはショックになる部分もあった気がするんですよね。あこがれを抱いていたまほの離脱、そしてそのまほから「西住流とは違う戦車道を見つけてほしい」という発言。
エリカは西住流に憧れを抱き、自分もまたその一部として少なからず力を発揮したいと渇望していたと思います。そんなエリカが「西住流以外の戦車道」と言われても自分の戦車道とは何か、迷ってしまうのではないでしょうか。
しかし、まほはエリカにみほのようになってほしいのかもしれないですね。みほの戦いぶりを見て、西住流に捕らわれない、新しい戦い方を模索してほしいという思いは芽生えていそうです。
果たしてエリカの出した答えは一体何なのでしょうか。今後の展開が気になるところです。